★役所が固定資産税用に独自に地図を作っている訳(土地の地図はいい加減です)★

今日は、前回の
「土地の図面は、法務局に行って取り寄せるんじゃないの?」
という疑問に答えていきたいと思います。


土地の地図って主にこんな風に複数あるのです。
・法務局所有の公図
・法務局所有の地積測量図
・役所所有の地番図
などなど。


固定資産税を課税する場合には、
役所所有の地番図という地図を使っていることが多いのです。

というのは、法務局の公図というのは、
現況に合っていないことが多いからなのです。

・地図では100平方メートルの土地が
 実際には、80平方メートルしかない(逆の場合もあります)

・地図では道路との間口が10mあるのに
 実際には、8mしかない(逆の場合もあります)

※補足説明
 道路との間口とは、土地と道路に接している部分の長さと言います。

・そもそも地図と実際の土地の形が違う

などなど、たくさん違うことがあります。


この原因は主に過去の意図的な測量(縄延びなど)による
とも云われています。
ここで話をすると脱線してしまうので、また別な機会に
お話しますね。
すぐ知りたい方は、下記をご覧下さい。
http://bit.ly/H530VL
http://bit.ly/HBmRqS



前置きが長くなりましたが、こんな理由で
役所は独自に現況に合った地図を作成しているのです。

役所によっては、ネットでも見ることができます。
サンプルとして御覧ください。
・神戸市 http://bit.ly/HrNHEQ
・堺市 http://bit.ly/bErTgC

では次回、地図を使った確認手順をお話ししますね。



皆さまの参考になれば非常に嬉しいです。
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http://melma.com/backnumber_193119/

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