今回は課税明細書の不動産情報のチェックポイントのその3を
お伝えします。
もしどうしても、早く「その1」と「その2」を読みたいと云う方は
過去の記事をご覧下さいね。
ちなみにその1とその2を振り返るとこんなテーマです。
【その1】
土地であれば、「不動産の地番」、
建物であれば、「建物の数と内容」
を確認しよう
【その2】土地の地目をチェックしよう
そして
【その3】は土地の地積を確認しよう
です。
具体的に何を確認するかというと、
「現況の地積」と「登記されている地積」
が同じかどうか?ということをチェックして下さい!
「現況の地積」とは実際の土地の面積のことです。
実際に測った面積(実測面積)とも言います。
「登記されている地積」は法務局に登記されている地積です。
「ということは、違うこともあるのですか?」
という疑問があるかもしれませんが、ハッキリ答えます。
「あります!」と。
特に土地の固定資産税は、土地の評価額に基づいて計算されます。
なお、土地の評価額は、土地の単価 × 面積 で計算されます。
ということは、
面積が大きかったら、もしかしたら多く税金を払いすぎて
いるかもしれないという訳です。
しかも!
評価額計算には、「登記されている地積」を使います。
「固定資産税は、地目も現況利用主義だから、
地積もそうじゃないの?」
という疑問を当然お持ちになると思いますが、
地積は「登記されている地積」を使うのです。
現況の地積であれば、なんら問題は無いのですが
「登記の地積」を使わなければならないという所に
難しい問題を抱えているのです。